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木を選ぶとき何を聞いたらいいの?第1回「乾燥方法」

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新シリーズです(´∀ `)

最近新シリーズばっかり作ってますがw

フォレストバンク製品は、樅の木(もみのき)という気を材料にして内装材を製作しています。

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よく「産地は?」「樹齢は?」と聞かれます。もちろん大切な部分ではあるのでお答えしますが、よい製品はどうかはそんなことではわかりません。

では、何を聞けば“良い製品”かどうかがわかるか…

このブログシリーズでは、そんな話をさせていただきます。

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第一回は「乾燥」

木は、立っている時にたっぷりの水分を地面から吸い上げ体の中にためています。そんな木を何かしらの製品にする際、必ず行うのがその水分をぬく作業“乾燥”です。

皆さんの身近にある木材製品は必ず“乾燥”したもので作られています。

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そんな乾燥には、一般的には大きく分けて2種類あります。

「人工乾燥(機械乾燥)」と「自然乾燥(天然乾燥)」

なんか“人口”とか“自然”と聞いちゃうとイメージで決めつけがちですが、どちらが良い!というものではありません(´∀ `;)

適材適所です。

詳しく書くと面ど…わかりにくくなると思うので、ザックリと特徴をw

 

「人工乾燥」

乾燥機と呼ばれる機械で適度な水分になるように調節しながら乾燥するため自然乾燥に比べ、素早く・そりなども出にくい仕上がりになります。分厚い製品や現代の住宅の構造(柱とか)には時間短縮の意味でもよいと思います。

 

「自然乾燥」

天日や日陰で木材の水分が落ち着くまで待つ方法なので時間も手間も場所も必要になりますが、木の中にある熱に弱い成分や油分を保持したままにできます。食品保存箱や内装材(室内の床や壁)には木の特徴や性能を活かすという意味ではベストだと思います。

 

ね?結構違うものになっちゃうでしょ?

木材選びは、材料から選ぶのではなく、何のために使うのかを考えて選ばないと、例えおんなじ木材でも加工方法で全く違う製品になるってことです。

木材製品のことを確認する際には「この製品、人工乾燥(機械乾燥)ですか?自然乾燥(天然乾燥)ですか?」と聞いてみることを心がけてみてください(´∀ `)

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ちなみにフォレストバンク製品は“自然乾燥”を採用しています。

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