ホーム > 思うこと > 家造りにおいての優先順位「“欲しいモノ”と“必要なモノ”」
8.312015
前のブログでも書いたことですが、改めて・・・
弊社、マルサ工業フォレストバンク事業部は、樅の木を材料として内装材(室内の仕上げ材)を加工製造・販売をしています。
“樅(モミ・もみ)の木の家®”という商標を持っておりホームページなどに出しているせいか、弊社が建設もしていると思われている方も多いようですが、家造りはしておりません(´∀ `;)
最近(ここ20年くらい?)の家造りは、“欲しいモノ”を沢山見せ家造りの本質からお客さんを遠ざけているように感じます。
正直、致命的な問題を抱えていると思います。
「“欲しいモノ”?イイじゃん」
と思うかもしれません。
自分も“欲しいモノ”は沢山あります。
でも、一般的な家って「家族を守る為の建物」ですよね。
そんな建物造りに大切なことって、“必要なモノ”を選ぶところから始まると思います。
例えば、
土地・基礎・構造・外構・外壁・屋根・内装…
その次に
水道・電気・ガス・住設機器…
まだまだあると思いますが、こんなとこでしょうか。
ま、上記のモノも「必要十分な性能」を超えてしまえば“必要なモノ”から“欲しいモノ”に化けてしまいますけどね。
「ここだけは譲れない!」ってモノの1つや2つ誰にもあります。
ただ、上記のようなモノを削ってまで“欲しいモノ”につぎ込むと、結果として「家族を守る為の建物」とは程遠い建物になってしまうかもしれません。
ここで問題なのは、[家を建ててもらう側]ではなく[家造りのプロ・建築材のプロ]です。
自分の体感ですが、
「お客との契約」を第一に置いている会社ほど“欲しいモノ”をメインに置き、
「お客さんの住まい造り」を第一に置いている会社ほど“必要なモノ”をメインに置いている。
そう感じます。
家造りや改築など住環境の変化を考えている皆さん、自分たちの大切な予算を投資する価値のある家造りのために、“欲しいモノ”か“必要なモノ”かをノートにでも書いてシッカリと整理し「優先順位」を考えてみることをオススメします。
因みに、我が家を造る際の優先順位は
1.基礎
2.構造
3.外壁・屋根
4.内装
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と、ざっくりこんな感じからです。
内装製品を販売している人とは思えないでしょうけどね(´∀ `;)
もちろん“必要なモノ”を決めた後に“欲しいモノ”もしっかり入れましたよ(´∀ `)
皆さん、良い家造りを!
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